イタリアの旅。最終日|杉浦和子の世界、衣・食・住・人の旅

古布の服や酒袋・襤褸、材料やパッチワークの販売

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プロフィール

私は、古布を全国から足で歩いて収集し、服をデザインし、作品を作っている杉浦和子と申します。北は北海道から南は沖縄まで作品展を開催しております。おかげで全国の美味しい食べもの、市場、人、自然の風景、地方の街など、多くの感動、感激そして人の出会いがあります。その情報を皆様にブログを通じてお知らせしたいと思っています。日本だけでなく世界の情報も。杉浦和子の日本、世界の衣、食、住、人の旅にご期待下さい。楽しい発見がきっと見つかりますよ。

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ミラノドゥオモ聖堂に入ってみた。
イタリア最大のゴシック建築。
完成までに500年以上費やしたという。
聖堂に入るのは今回が初めてである。
回廊を歩いて行くと、真ん中に大祭壇があり、讃美歌とともに儀式が厳かに行われている最中であった。
私も、薄暗い中、椅子に座って、手を合わせた。
神父さんが煙をたく。 何を言っているのか判らないが、感じ取るものがあり、目を瞑ると自然に涙が頬を伝わってきた。なんなのだろ。
静かに、静かに、この静寂さ。
65年間の総てを洗い流してくれているような。私はクリスチャンではない。
懺悔。
神と人間。

この旅行の前日、作家塩野七生さんがBSに出演していた。
「イタリアに行って何かを感じ取る事が大切なのです」と言っていた。
確かに。私はずーっと、この言葉の意味を旅の間中、頭から離れなかった。 でも、この聖堂で何かを感じ取とれた事は確かな事である。
此れからの私の人生、そして、大好きな仕事に活かしていきたいと、強く思います。
旅は人生の縮図。
個人旅行は自分で総て考え、判断し、自己責任において行動しなければならない。上手くいった時の爽快な事。トラブた時のショック。反省。スリル。予定は未定。気の向くまま。だから、個人旅行は止められない。今回の旅もトラブル続きでしたが、その時不思議にいろいろな人に助けられます。すーと助けが降りて来てくれるのです。なかなか上手になれないイタリア語ですが、何とか通じると嬉しい。日本では旅行に行くと「気をつけてね」といいますがイタリアでは「ウ゛ォーン・ウ゛ィアジョ!(良い旅をね!)プラスから入る気持ち良いフレーズです。明日はミラノ・マルペンサ空港から、帰路へ向かいます。
元気に帰って来まーす!
貧乏を楽しんだ旅でした。

2014年6月30日(月)
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