古布・襤褸布団|杉浦和子の世界、衣・食・住・人の旅

古布の服や酒袋・襤褸、材料やパッチワークの販売

アトリエ和 襤褸 神奈川 横浜市 大和市

プロフィール

私は、古布を全国から足で歩いて収集し、服をデザインし、作品を作っている杉浦和子と申します。北は北海道から南は沖縄まで作品展を開催しております。おかげで全国の美味しい食べもの、市場、人、自然の風景、地方の街など、多くの感動、感激そして人の出会いがあります。その情報を皆様にブログを通じてお知らせしたいと思っています。日本だけでなく世界の情報も。杉浦和子の日本、世界の衣、食、住、人の旅にご期待下さい。楽しい発見がきっと見つかりますよ。

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襤褸布団皮   山形県庄内地方  明治時代

兎に角、アートである。まるで抽象画を見るようである。手に入たのは15年前。山形県の骨董屋さんにて。裏を開いたときに驚いた。200枚以上のつぎはぎがしてあった。これが本当のパッチワークであろう。木綿は寒い庄内地方では育たなかった。北前船(18~19世紀)、大坂から、下関を経由して北海道江差に至る西回り航路に就航した船により古手の木綿着物が荷のパッキン替わりとして使われた。庄内の女性たちはその荷が来るのが何よりも楽しみであった。荷が着くと、その古手の木綿を皆で大切にし平等で分け合った。限りある材料で家族のために作られた、布団である。ここに先人女性たちの知恵と経験が染み込まれている。人に見てもらうことを意識したわけでは無いのに、美しい。

マリア書房 襤褸に生きる より

2012年9月1日(土)
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