ドキュメンタリー映画「遺言」原発さえなければ|杉浦和子の世界、衣・食・住・人の旅

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プロフィール

私は、古布を全国から足で歩いて収集し、服をデザインし、作品を作っている杉浦和子と申します。北は北海道から南は沖縄まで作品展を開催しております。おかげで全国の美味しい食べもの、市場、人、自然の風景、地方の街など、多くの感動、感激そして人の出会いがあります。その情報を皆様にブログを通じてお知らせしたいと思っています。日本だけでなく世界の情報も。杉浦和子の日本、世界の衣、食、住、人の旅にご期待下さい。楽しい発見がきっと見つかりますよ。

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豊田直巳、野田雅也監督
豊田直巳、野田雅也監督

どうしても、見なければならない映画があった。

13日から大崎ウエストギャラリーの準備で
猛烈に忙しいのだが、
どうしても、見なければ、
ならない映画なのです。
8日から14日までの7日間しか上映されない。
東中野にある小さな映画館「ポレポレ」。
たった7日間です。
世界を舞台にするフオットジャーナリスト・豊田直巳氏と野田雅也氏の
ドキュメンタリー映画「遺言」である。
福島原発事故2100年3月12日から、
現地入りして、800日。
飯館村を取材。
映像は250時間を超えた。
映画プロデューサーである安岡卓治氏が編集。
長編記録映画「遺言」が完成した。
3時間45分。ナレーション、説明は一切ありません。
福島飯館村の酪農家長谷川健一さんを中心に
仲間や、近所に住む人たちの原発への
苦しみ、怒りを描いた。
悲惨な事件が次々と続く。
放射能に汚染された、乳牛が、トラックに
運ばれて、行く。
中々、トラックに牛は殺されることを察して
乗ることを拒む。
「悔しいです。本当に、ここで生まれ、小さい時から
育てた牛ですから」
牛舎には1頭の牛もいなくなった。
牛も犬も人間もいのちは一緒よ。
移転を拒否した、村で一番の長生きだった102歳の
おじいちゃんが自殺する。
「俺は長く生きすぎた」という最後の言葉。
福島市に移った夫婦の奥さんが一時帰宅した。
明け方に庭の木の下で焼身自殺する。
「最後に手を握りしめた妻の手が忘れられない」
菅野重清さんは、
原発事故後、原乳が出荷できなくなり、収入が途絶えた。
建築費用の借金もあり、こころも病んでいく。
そして、小屋で首を吊って自殺。
壁には「原発さえなければ」
「残った酪農家は原発に負けないで
頑張ってください」
無念の言葉をチョークで書いた。
その遺言を見て、村の人たちは泣き崩れる。
重清さんの姉である泰子さんは
現場にいた国会議員に向かい
「誰に、何に向かって言っているのかわかりますか。
国、国会ですよ!」
40年も前から、警告を出し続けていた
京都大学助教授小出裕章さんの言葉に
もっと早く、耳を傾け、気が付いていたら
今、全機が停止になっている.
原発がもっと早く停止していたら
福島原発の事故は防げたかも。
最後にバッハの無伴奏組曲チェロが流れた。
涙を止めることが出来なかった。
3時間45分。
全く、時間の長さを感じませんでした。
明後日で3・11から3年になる。
全国の方々、どうか、この映画のリクエストを
して、日本中に広げましょう!
是非、見たいとレクエストしてください。
問い合わせ  「遺言」プロジェクト
2014年3月9日(日)
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