江戸期奉納旗。|杉浦和子の世界、衣・食・住・人の旅

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プロフィール

私は、古布を全国から足で歩いて収集し、服をデザインし、作品を作っている杉浦和子と申します。北は北海道から南は沖縄まで作品展を開催しております。おかげで全国の美味しい食べもの、市場、人、自然の風景、地方の街など、多くの感動、感激そして人の出会いがあります。その情報を皆様にブログを通じてお知らせしたいと思っています。日本だけでなく世界の情報も。杉浦和子の日本、世界の衣、食、住、人の旅にご期待下さい。楽しい発見がきっと見つかりますよ。

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旗から外した乳の束。大事に取っておきます。

旗から外した乳の束。大事に取っておきます。

「乳」の部分〝ち”と読む。

「乳」の部分〝ち”と読む。乳(ち)の部分

この奉納旗も今回の九州の競りで落としました。

糸味からみると江戸期の奉納旗ですが、年号が書いてありません。

奉寄進と藍に白字で染め抜いてあります。

藍地に白抜きの奉納旗は

九州、四国(阿波)、近畿、千葉で

多く見られます。

麻ひもを通し幟竿と結ぶ、
旗の横に縫い付けられた木綿を
乳(ち)と呼びます。
乳は幟の脇役ですが、
奉納旗、
高価な絵幟等は出来上がった時に、
親戚の女性が集まり、
その男の子の将来の安泰、成長を祈りながら、縫い付けた厚い愛情が込められたものです。
この乳をはさみで取る時、緊張いたします。
ミシン縫いは、何とも思いませんが、
手で縫われた乳には祈願が込められた熱い愛情を
窺い知ることができます。
2014年3月8日(土)
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