北村勝史氏のご自宅を訪問する|杉浦和子の世界、衣・食・住・人の旅

古布の服や酒袋・襤褸、材料やパッチワークの販売

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プロフィール

私は、古布を全国から足で歩いて収集し、服をデザインし、作品を作っている杉浦和子と申します。北は北海道から南は沖縄まで作品展を開催しております。おかげで全国の美味しい食べもの、市場、人、自然の風景、地方の街など、多くの感動、感激そして人の出会いがあります。その情報を皆様にブログを通じてお知らせしたいと思っています。日本だけでなく世界の情報も。杉浦和子の日本、世界の衣、食、住、人の旅にご期待下さい。楽しい発見がきっと見つかりますよ。

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今日は、金井美代子さんと一緒に、埼玉県所沢市にある

幟旗収集の世界では右に出る人はいない北村勝史氏のご自宅を

訪問いたしました。

にこやかに八重子夫人が出迎えてくれました。

今回で訪問するのは3度目です。

2012年10月~2013年3月の会期で、オランダロッテルダムの

wereldmuseum(ワールド美術館)で海外初の幟旗展を

開催され、非常にヨーロッパから高い評価を受けました。

これを機に北村氏は「卒業」ということで20年の露天商に終止符を

打ちました。

北村氏の全ての生き方、考え方が、共感、感動、学ぶこと

多く、私がここまで来れたのも、北村氏の影響が多いと

思います。

北村氏はエリート企業のコンピュータ会社に勤務しておられ

ましたが、定年まで5年を残し、露天商になった異色の方。

そして、会社時代に特技であった計画立案のスキルを活かし

「江戸時代の幟旗を世に知らしめる20年計画」を立てます。

計画の目標は1)日本初の江戸期の幟旗の本の刊行

2)東京の著名な美術館で展示会を開催すること

3)は目標ではなく、人生の「夢」として海外美術館での

展示であったという。

全ての目標と夢を叶えられた北村氏。

それは、北村氏の人柄、品格、教養、暖かな心、厳しさ、物の心眼

 

そして常に感謝の気持ちを持ち続けていることです。

 

北村氏の言葉

「物事は、いつも良質の人々との出会いから始まる」

江戸の節句旗を選ぶポイント

「まず、目の表情に貴賓に満ちた美しさがあるかどうか」

「もう一つは見ているだけで、自然に笑みが湧き出てくるようなユーモア

を感じるか」

の2点。

気品とユーモア双方に魅力を感じる。

これが北村氏の幟旗収集歴40年の結論だそうです。

 

オランダロッテルダムの美術館で展示された幟を1枚

1枚、丁寧に、説明して下さいました。

全部で40枚弱。

4時間。まだまだ3分の1との事。

次回訪問が楽しみです。

 

最高の幸せな時間でした。

ありがとうございました。

北村勝史氏。「菖蒲と蓬」の説明
北村勝史氏。「菖蒲と蓬」の説明

波兎は最も人気のある図柄です。江戸期の兎は耳が長く肩の筋肉が盛り上がり可愛くはない。猛烈な荒波は強い子に育ってほしいという願い。
波兎は最も人気のある図柄です。江戸期の兎は耳が長く肩の筋肉が盛り上がり可愛くはない。猛烈な荒波は強い子に育ってほしいという願い。

 

北村勝史氏の許可を得て写真撮影をいたしました。

また、ブログ掲載も了承を得ております。

毎日、少しずつですが、投稿いたしますので、

ご覧ください。

 

 

 

2014年2月26日(水)
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