いま、生きているということ|杉浦和子の世界、衣・食・住・人の旅

古布の服や酒袋・襤褸、材料やパッチワークの販売

アトリエ和 襤褸 神奈川 横浜市 大和市

プロフィール

私は、古布を全国から足で歩いて収集し、服をデザインし、作品を作っている杉浦和子と申します。北は北海道から南は沖縄まで作品展を開催しております。おかげで全国の美味しい食べもの、市場、人、自然の風景、地方の街など、多くの感動、感激そして人の出会いがあります。その情報を皆様にブログを通じてお知らせしたいと思っています。日本だけでなく世界の情報も。杉浦和子の日本、世界の衣、食、住、人の旅にご期待下さい。楽しい発見がきっと見つかりますよ。

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C9C56F57-457A-495D-82A5-0E9462616E1412歳の時からの心友の訃報を昨日知った。

少女時代から、勉強も共に学び、遊び、笑い、泣き

いつもいつも一緒だった。

初恋の話、恋人の相談、結婚、子ども達の成長や悩み等、

何もかもが打ち明けられる姉妹以上の

50年来の心友だった。

がんを患って7年。

入退院を繰り返し

とうとう逝ってしまった。

喪失感と悲しみ。

 

悲しいけど、今日もいつものように朝の森散歩をした

爽やかな風が吹き抜けていく。

小鳥のさえずり。

少し濃くなった新緑の木洩れ陽

 

ふと谷川俊太郎さんの詩「生きる」を思い出した。

 

生きる   谷川俊太郎

 

生きているということ

いま生きているということ

それはのどがかわくということ

木洩れ陽が眩しいということ

ふっとあるメロディーを思い出すということ

くしゃみをすること

あなたと手をつなぐこと

 

生きているということ

いま生きているということ

それはミニスカート

それはプラネタリウム

それはヨハンシュトラウス

それはピカソ

それはアルプスすべての美しいものに出会うということ

そして

かくされた悪を注意深くこばむこと

 

生きているということ

いま生きているということ

泣けるということ

笑えるということ

怒れるということ

自由ということ

 

生きているということ

いま生きているということ

いま遠くで犬が吠えるということ

いま地球が廻っているといるということ

いまどこかで産声があがるということ

いまどこかで兵士が傷つくということ

いまぶらんこがゆれているということ

いまいまがすぎてゆくこと

 

生きているということ

いま生きているということ

鳥ははばたくということ

海はとどろくということ

かたつむりははうということ

人は愛するということ

あなたの手のぬくみ

いのちということ

 

 

 

心友の分まで力強く生きなければ。

 

2019年5月23日(木)
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