友の死|杉浦和子の世界、衣・食・住・人の旅

古布の服や酒袋・襤褸、材料やパッチワークの販売

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プロフィール

私は、古布を全国から足で歩いて収集し、服をデザインし、作品を作っている杉浦和子と申します。北は北海道から南は沖縄まで作品展を開催しております。おかげで全国の美味しい食べもの、市場、人、自然の風景、地方の街など、多くの感動、感激そして人の出会いがあります。その情報を皆様にブログを通じてお知らせしたいと思っています。日本だけでなく世界の情報も。杉浦和子の日本、世界の衣、食、住、人の旅にご期待下さい。楽しい発見がきっと見つかりますよ。

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歴史読本、歴史文学賞「孤軍の城」

歴史読本、歴史文学賞「孤軍の城」

ひざ関節入院の時、お見舞いに来てくれました。 元気だったのに。。

ひざ関節入院の時、お見舞いに来てくれました。
元気だったのに。。

 

 

 

 

母を亡くして2週間。

大事なかけがえの無い友が、癌であっという間に逝ってしまった。

 

昨晩弔辞を頼まれた。

夜中に泣きながら書いた。

 

「眞理ちゃん、どうしてそんなに早く逝ってしまったの。

30年も早すぎるよ。

 

眞理ちゃんと出会ったのは、国立の個展の時だったね。

あれから20年。お客さまを超えた友でした。

 

どこに行くにも上から下まで私の服を着て上手に着こなしていたね。

とっても買った服を大切にしていて破けると、山のように紙袋に入れて

家にもってきた。

物を大切にするそんな眞理ちゃんが大好きで一生懸命お直ししったけ。

 

平成19年に雑誌「歴史読本」31回歴史文学賞を受賞して

眞理ちゃんの才能に驚きました。

昨晩、読みかえしてみましたが、すごい資料を徹底的に調べ上げ、史実の事、

細かいところを克明に書いていく。

「孤軍の城」何度読み返しても感動する。

 

自分の知識を決してひけらかさない才媛の女性。

 

それが眞理ちゃんでした。

 

眞理ちゃんとよく旅行もしたね。

 

出雲、佐渡、沖縄。受賞した小説の舞台となった

岐阜の岩村城も行ったね。

 

ヨーロッパではフランス。

最後に行ったのは2年前のスペイン。二人の弥次喜多道中。

サンチャゴコンポステラまで足を伸ばしたね。

マドリードでペンション暮らし。

夕方になると無料になるプラド美術館のゴヤを何度も見に通った。

バルセロナではガウディのサクラダファミリア、バスに乗ってモンセラートまで。

 

 

これからも眞理ちゃんと100歳になるまで旅をしたかった。

 

一人で遠い旅に行ってしまうなんて。。

 

何時ものんびり屋の眞理ちゃん。

癒やしの眞理ちゃん。

眞理ちゃんの笑顔一生忘れないよ。

眞理ちゃんありがとう。」

 

2017年11月2日            杉浦和子

 

 

 

2017年11月2日(木)
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