昭和24年、東京近郊相模原市。|杉浦和子の世界、衣・食・住・人の旅

古布の服や酒袋・襤褸、材料やパッチワークの販売

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プロフィール

私は、古布を全国から足で歩いて収集し、服をデザインし、作品を作っている杉浦和子と申します。北は北海道から南は沖縄まで作品展を開催しております。おかげで全国の美味しい食べもの、市場、人、自然の風景、地方の街など、多くの感動、感激そして人の出会いがあります。その情報を皆様にブログを通じてお知らせしたいと思っています。日本だけでなく世界の情報も。杉浦和子の日本、世界の衣、食、住、人の旅にご期待下さい。楽しい発見がきっと見つかりますよ。

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imageこの1枚のセピア色の写真。母(23)に抱かれているのが4か月の私。

 

67年前の東京近郊相模原町。現在では人口70万の政令都市相模原市。

 

4月中頃というのに綿入れの着物を着ているのが祖父。

 

母の妹(20)、弟(18、)父(30)に抱かれているのが私の兄(1)。

 

母のボロボロの前掛け。乞食集団かと見まちがえるほどの戦後4年の日本。

 

8歳まで私はここで生まれ育ちました。

 

桑畑、茶畑に囲まれ、大きな欅の木々、茅葺屋根、黒ずんだ大黒柱、床。

 

土間の台所

 

五右衛門風呂。

 

豚小屋、にわとり小屋。

 

リヤカーに乗せられて田んぼのあぜ道で遊んだ日々。

 

私が時々夢を見るのはこの風景ばかりです。

 

ひょっとして、おそらく私が、日本の古い家具、農機具、古布にたまらない郷愁を覚えるのも

 

この幼い日の記憶にあるのかもしれません。

 

今、いくら気取ってみたって、日本の戦後はみんなこうだったのだからね。

 

日本の良き時代。

 

 

2016年7月22日(金)
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