髪の下だけ大好きな色、ワインカラーでグラデーションに染めました。「かなり今風になりましたね」と美容師さんに言われました。
昨今、この綺麗な祝い節句旗に柿渋や、墨をかけて、原色を消してしまう技法が１０年位前から、流行り始めた。私は、昔の職人さんが、端午の節句の季節に最も、まわりの自然の緑に映える色として染めたものだと思う。とにかく、原色は赤、青、黒、茶、黄色のきれいな色。木綿でこんなに明るく綺麗な色彩は、節句旗以外にはないでしょう。 私は、この明るい、節句旗から作った、服を着ると、元気が出てきます！どうだ！参ったか！
大きな蝶柄の風呂敷を半分使いました。浅黄に染め抜き見事な筒描きの技法。昔の職人技です。
大きな蝶模様の筒描きの風呂敷から作ったワンピースを着て、春の旅に出ませんか？
ムーミンのバリジャーを引きながら。
昨晩は9時発の福岡空港発でしたが、
又又、30分の遅延。
羽田空港11時着。
何時も、おくれるんだから！プンプン！
羽田から、最終便のバス、死ぬほど走って、乗れた。
1時に家。
8時に起きれたので、森の良い空気を吸いに
散歩で出る。
早咲きの梅が沢山蕾をつけていました。
もう、春はそこまで。
元の奉納旗
これは、熊本の奉納旗。昭和６年と描かれていました。
黒地に白抜きは熊本の奉納旗です。九曜の紋。
幟旗収集家で知られる北村勝史氏の著によると
「明治３９年までは神社の奉納は過酷な生活環境の下、日々の生命の安泰を願う、
江戸民衆の「祈り」の拠り所であった。
その奉納旗を切り刻み、たとえ民衆の衣服に再生させられたとしても、罰があたる。
明治３９年以降の幟旗は「生命の安泰を願う祈り」から
「金儲けの祈り」に祈る対象を変えてしまった。
従って、絵幟の絵柄の定型化し、金のご利益のあるように華美な化学染料に
よる彩色、省力化のための型染の世界に急速に変化した。
明治４０年以降の幟には生命の安泰の祈りはないので、使用されなくなった
幟旗はリフォームの材料に供されて、新しいコートなどに再生されても良いと思う。」
この北村氏の言葉、
明治39年前の民衆の願い、魂のこもった奉納旗は
鋏を入れてはいけないということです。
私たち、古布をリフォームする人たちは肝に銘じなければ
いけないと思います。
今日で、福岡天神での個展がおわりました。
6日から賑わった、ギャラリーの空間も
かたずけると、ガランとして、寂しいかぎり。
懐かしい、お客さまと、ワイワイお話しして
楽しい、会期でした。
又、来年、お会いしましょうね！
今から、福岡空港に向かい、夜9時の羽田行きに乗ります。
福岡のみなさんありがとう！
