午後から降り始めた雨で、きょうは、ギャラリーは静かです。
両国にくる迄の電車の中北村勝史氏の「江戸の幟旗」を読んできたが、
ふと、壁に展示してある服を見ると、これは、大変貴重な旗。
明治三十七年辰三月吉祥月と鳥居の柱に描いてある。
三方に神酒徳利。
知れば知るほど、人々の祈りであった奉納旗に

乳(ち)という。幟旗を上げる時、この乳に紐を通す。江戸時代には出来上がってきた幟を、神社の本殿のような広い部屋に広げ、集落の女性が幟のまわりに座って、願いを込めながら、乳を縫い付けという。それを知ったら、乳を解けなくなりました。
意味を知ることが大事である。
百年ぶり出てきた奉納旗を着ることで
2014年11月20日(木)